きさらぎ賞 特集 一頭入魂

【きさらぎ賞勝利!ダノンチェイサー まとめ】全レース・血統から強さや特徴を分析|一頭入魂

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ダノンチェイサー
ダノンチェイサー
注目馬一頭に魂を込めて特集するこのコーナー!今回はダノンチェイサーを取り上げます!!

ダノンチェイサー×基本情報

父:ディープインパクト

母:サミター

生年月日:2016年2月6日

調教師:池江泰寿 (栗東)

馬主:ダノックス

生産者:ノーザンファーム

名前の由来:冠名+追撃者。追撃者として活躍することを願って

ダノンチェイサー×レース戦歴

2歳新馬|1番人気4着
断然の1番人気も馬場が合わず4着に敗れる

デビュー戦は鞍上に川田将雅騎手を迎え、2歳新馬芝2000m(2018年7月8日 中京5レース 馬場状態:重)に臨みます。

メンバーにはカテドラル、トーセンカンビーナ、ブラヴァスなど評判馬が揃いました。
そのなかでもダノンチェイサーは1.9倍の断然の人気を集めます。

好スタートを決めたダノンチェイサー。
逃げるブルベアベージュをみながら絶好の2番手に位置取ります。

道中もしっかりと折り合いを見せます。

しかし直線に入ると重馬場が合わないのか伸びあぐね、勝ったカテドラルから0.7秒離された4着で入線します。

評判馬として注目を集めたデビュー戦だっただけに、見どころが少ないレースは残念な内容となりました。

2018年7月8日 中京5R 2歳新馬 カテドラル

2歳未勝利|3番人気1着
レースセンスを感じさせる勝利

2戦目は2018年8月18日小倉競馬場2レースで行われた2歳未勝利戦にアヴドゥラ 騎手で臨みます。馬場状態は良馬場です。

スタート後、6頭立ての4番手の中段につけるダノンチェイサー。
デビュー戦同様、道中の折り合いもしっかりとつけます。

3コーナーからアヴドゥラ騎手が促しながら進出を開始。
4コーナーから直線にかけては2番人気オメガとのマッチレースになります。

最終的にはダノンチェイサーが残り100mでオメガを捕え、最後は1馬身半差をつけての勝利。

強さを与えるレースではありませんが、レースセンスを感じさせる内容でした。

2018年8月18日 小倉2R 2歳未勝利 ダノンチェイサー

きんもくせい特別(500万下)|1番人気2着
不利も響き僅差の2着に敗れる

3戦目は津村明秀騎手できんもくせい特別(500万下/2018年11月4日福島10レース 馬場状態:良) に出走します。

スタート直後、他馬と接触しバランスを崩す不利を受けます。
また最初のコーナー手前では逃げ馬ジャスティンに前をカットされ、鞍上が手綱を引きダノンチェイサーが口を割るかたちとなります。

それでも道中は3番手の好位で折り合い、レースを進めます。

最終コーナー手前から馬なりであがっていき、これは快勝と思わせるレース展開。

しかし外からマイネルサーパスの急追にあい、結果的にハナ差の2着に敗れます。
ただ、直線でもしっかりと伸びをみせ、力は示す内容であったため悲観する結果ではありません。

2018年11月4日 福島10R きんもくせい特別 (500万下) マイネルサーパス

こうやまき賞(500万下)|1番人気1着
上り3F33.5秒の鋭い末脚で勝利

4戦目は引き続き津村明秀騎手でこうやまき賞(500万下/2018年12月1日中京10レース 馬場状態:良)に臨みます。

前回同様好スタートをみせますが、今回は中段に位置取ります。
道中もスムーズなレース運び。

直線では外に出し、鋭い伸び脚をみせます。
最後は同じく内から伸びてきたマイネルウィルトスをアタマ差しきって勝利。

上り3Fは初めての33秒台となる33.5秒を記録します。

2018年12月1日 こうやまき賞 ダノンチェイサー

きさらぎ賞(GⅢ)|3番人気1着
クラシックへ名乗りを上げる快勝で重賞初制覇

2019年2月3日 京都11レース 芝1800m
馬場状態:良 鞍上:川田将雅騎手

ダノンチェイサーは好スタート後、2番手の好位につけます。
逃げるランスオブプラーナを見ながら、手応えよくレースを進めます。

3コーナーの京都の坂の下りから持ったままで、徐々にランスオブプラーナとの距離を縮めにかかります。

直線ではランスオブプラーナを射程圏内に捉え、手応えは抜群です。
残り300mで川田将雅騎手が仕掛け、右鞭を3発。
川田騎手の鞭にこたえ、ダノンチェイサーは鋭い末脚を発揮します。

残り100mで粘るランスオブプラーナを交わし、最後は大外から追い込んできた2着タガノディアマンテに2馬身差をつけ快勝。

クラシックへの名乗りをあげる一戦となりました。

きさらぎ賞

ダノンチェイサー×レース後コメント

レース後の関係者コメントには、馬の特徴をつかむコメントが盛りだくさん!要チェックです!!

2歳新馬|1番人気4着

川田将雅騎手

「こういう馬場が得意なタイプではありませんし、距離ももう少し短い方が良い印象があります。これから良くなってくればと思います」

2歳未勝利|3番人気1着

B.アヴドゥラ騎手 騎手

「水曜日に調教に乗った時から、良い乗り味の馬だとは思っていました。でもまだ子供ですね。こちらから促していかないと行かない部分はあります。自分からハミを取ってという所がまだない分、上積みがありそうです。でも直線はノーステッキで伸びたように能力が高いので、今回学習したことが次に生きてきそうです」

きんもくせい特別(500万下)|1番人気2着

津村明秀騎手

「良い馬です。まだ幼い面があって、フワッとする所がありました。外から勝ち馬に来られてからまた伸びましたし、まだまだよくなる余地は大きいと思います」

こうやまき賞(500万下)|1番人気1着

津村明秀騎手


「調教でも気を抜いている感じがありましたから、ゲートを出して行きましたが、今日は控える競馬をしました。道中ハミを噛んではいましたが、何とかおさまって我慢も効いていました。やっと差し切った感じでしたけど、距離はマイルぐらいが良さそうです」

きさらぎ賞(GⅢ)|3番人気1着

川田将雅騎手

「課題の折り合いも辛抱して、よく我慢した中でリズム良く運べました。馬場も影響はありませんでした。力むところがあるので、長い距離は大変だと思いますが、今日は1800mをしっかりと勝ち切ってくれました」


ダノンチェイサー×特徴

スタートや折り合いに問題なく、気性的に素直な馬といえます。

3戦目まではディープインパクト産駒のわりに上りの脚が物足りない印象でしたが、4戦目では上り3F33.5秒の鋭い末脚をみせました。

5戦目で重賞初制覇となったきさらぎ賞(GⅢ)では、良馬場ながらレース直前の強い雨で力のいる馬場もこなしています。

現状では、きさらぎ賞の勝ち方がこの馬のベストレースと考えられ、レースセンスを活かした先行から差しが力を発揮する脚質といえるでしょう。

レースに派手さはありませんが、毎レースで自分の競馬で力を発揮し、直線は確実に末脚を伸ばし、着順を確保する馬です。

ダノンチェイサー×血統背景

父:ディープインパクト

現在、不動のリーディングサイアーであるディープインパクト。

現役時代は牡馬クラシック3冠など通算14戦12勝、GⅠ7勝と歴史的名馬として輝かしい成績をあげました。

引退後も種牡馬として、牝馬3冠を達成したジェンティルドンナや日本ダービーを制したキズナ、3歳時に菊花賞・有馬記念を勝利したサトノダイヤモンドなど数多くの名馬を輩出しています。

産駒の傾向としては、芝1600m~2400mで好成績をあげており、芝コースを得意としています。

産駒の仕上がりは早く、特に新馬戦では圧倒的な成績を残しています。

典型的なサンデーサイレンス系の種牡馬傾向にあり、産駒はスピードと瞬発力に優れています。
瞬発力が試されるスローペースの展開においては強さを発揮します。

一方で馬場の悪化や、ハイペースによるスタミナ勝負などタフさが求められるレースは得意といえません。

いずれにせよ、サンデーサイレンスの最有力後継種牡馬として引退後の種牡馬としての活躍は著しいものがあります。

母:サミター

サミタ―はイギリスで産まれています。
現役時代は20戦6勝でGⅠの愛1000ギニーやガーデンシティステークスを勝っています。

血統は父にダンジグ系のロックオブジブラルタル、母の父がレインボウクエストと欧州血統で構成されています。。

母父:ロックオブジブラルタル

ロックオブジブラルタルはアイルランドで生まれた競走馬です。

現役時代はイギリスのクラシック三冠の第1冠2000ギニーを初めとしたマイル戦線で活躍し、2002年にはG17連勝の世界記録(当時)を樹立します。

現役引退後に父デインヒルの後継馬として大いに期待され、アイルランドで種牡馬となりました。
2007年には、シャトル種牡馬として日本での供用も行っています。

現役時代の輝かしい成績とは異なり、種牡馬として活躍はもう一歩の状況です。
日本ではニュージーランドトロフィーを勝ったエイシンオスマンを輩出しています。

血統考察

父のディープインパクトから優れたスピードと瞬発力を引き継いでいます。

母系が欧州型血統で、母父がロックオブジブラルタルであることからスピードの持続性とパワーを引き継いでいます。

血統から考える適正距離は1600m前後と考えます。
マイル前後の距離で、レース展開としては中段から前につけ、直線ではディープインパクトから受け継いだスピード、ロックオブジブラルタルから受け継いだスピードの持続性を活かした『先行抜け出し』の競馬が向いていると考えられます。

馬場適正については、ディープインパクト産駒の影響が大きく、悪化した馬場は苦手な印象を受けます。
ただ母系が欧州型血統のため、馬場悪化により極端に着順を悪くすることはなさそうです。

馬券としての狙い目コースは好成績をあげている左回りでマイルの東京1600m、京都1600mです。


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以上“一頭入魂!ダノンチェイサーの強さや特徴がわかる!!”でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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