レース分析の話

【コパノキッキングは強いのか】全レースから特徴をまとめてみた

更新日:

コパノキッキングを徹底解説!
コパノキッキングを徹底解説!
注目馬一頭に魂を込めて特集するこのコーナー!今回はコパノキッキングを取り上げます!!

コパノキッキング×基本情報

父:Spring At Last(スプリングアットラスト)

母:Celadon(セラドン) 

生年月日:2015年3月7日

調教師:村山明 (栗東)

馬主:小林祥晃

生産者:Reiley McDonald(米国)

名前の由来:冠名「コパノ」に「キックする」から由来しています。個性的な名前でいかにも馬主の小林祥晃氏(Dr.コパ氏)らしいネーミングセンスです。

主な勝鞍:根岸ステークス(GⅢ)、カペラステークス(GⅢ)など 
※投稿日時点

コパノキッキング×レース戦歴

コパノキッキングは現在は強烈な差し・追込みが印象的だけど、デビュー直後はスピードを生かした逃げ馬でした!
転機となった1戦「藤森ステークス」は必ずチェックしてほしい一戦です!!

デビュー後のレース戦法は逃げて勝つ

デビュー戦は2018年2月4日の京都2レース3歳未勝利戦ダート1200m。鞍上には川須栄彦騎手を迎えます。10番人気という低評価を受けながら、スタート後から軽快に逃げて直線ではノーステッキの状態で2着に8馬身差という圧勝劇を見せます。

3歳未勝利 コパノキッキング

その後、2戦目の3歳500万下(2018年2月24日阪神5レース ダート1400m、川須栄彦騎手)は2着、次走の3歳500万下(2018年4月7日阪神5レース ダート1400m、)は取消となりますが、2018年8月4日に札幌7レースで行われた3歳500万下では、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて2着に5馬身差をつけて快勝しています。

さらに同月の8月19日札幌10レースのおおぞら特別(1000万下) ダート1000mは単勝1.4倍の圧倒的人気にこたえ快勝。このレースも2着に5馬身差をつける圧勝でした。また走破時計も57.6秒と芝レースと同等程度の非常に優秀な時計を出しています。

おおぞら特別(1000万下) コパノキッキング

6戦目となった大阪スポーツ杯(1600万下/2018年9月22日阪神11レース ダート1400m M.デムーロ騎手)は、前走の圧勝劇から単勝1.6倍と断然の支持を受けます。しかしスタートで後手を踏み、またスタート直後の芝でダッシュがつかず厳しい展開となり、結果的に4着に終わっています。

転機となった藤森ステークス

7戦目は戸崎圭太騎手を鞍上に迎え、藤森ステークス(1600万下/2018年10月14日京都12レース)に臨みます。このレースがコパノキッキングにとって大きなターニングポイントとなります。

スタート後、先手を奪おうとするコパノキッキングですが、他馬に前をカットされ、大きく後方に下げることに。最終コーナーの時点でも15頭立ての13番手と絶望的なポジション。しかし、そこから怒涛の追込みを図り、最終的に2着にハナ差で差し切り勝ちをおさめます。意図的ではないにせよ、先手を奪って勝つ競馬から、控えて末脚を発揮する競馬を覚える一戦となりコパノキッキングにとって大きな収穫のある勝利となりました。

藤森ステークス (1600万下) コパノキッキング

鬼脚で重賞初制覇

控える競馬を覚えたコパノキッキングは8戦目となったオータムリーフステークス(OP/2018年11月25日京都11レース)を藤岡康太騎手鞍上で勝利。
次走、初の関東遠征で重賞初挑戦となるGⅢ・カペラステークス(2018年12月9日中山11レース ダート1200m)に臨みます。

鞍上は柴田大知騎手。2番枠の内枠からスタートするも出脚が悪く、後方に位置することを余儀なくされます。最終コーナーでも外々を回る厳しい競馬。前々走の藤森ステークス同様、直線入り口では13番手という絶望的なポジションでしたが、直線では大外から勢いを増して追込み、ゴール前で抜け出し1着。他馬が上がり3F35.5以上というタイムの中、コパノキッキングは34.9という鬼脚を見せます。これでダート1200mでは4戦4勝となりました。

カペラステークス(GIII) コパノキッキング

歴戦のダート強者を相手に完勝

デビュー後ちょうど約1年となる10戦目はフェブラリーステークスの出走権をかけて根岸ステークス(2019年1月27日東京11レース ダート1400m)に出走します。レース前は競馬評論家だけでなく陣営からも距離延長に対する不安の声が出ていました。

レースではスタートを決めて中段前の絶好のポジションにつけます。迎えた直線。メンバー上り最速の3F35.4で駆け抜け、2着のユラノトに3/4馬身差をつけ快勝!サンライズノヴァやモーニン、マテラスカイなど歴戦のダートの強者を相手に完勝する強い競馬。距離延長に対する不安も一掃するレースとなりました。
ただし、鞍上のマーフィー騎手からは馬の能力を評価しつつも距離は1000~1200mが合っているというコメントが出ています。

根岸ステークス コパノキッキング

なお根岸ステークスのレース後、馬主である小林祥晃氏(Dr.コパ氏)から鞍上に藤田菜七子騎手をすえてフェブラリーステークスへの出走するサプライズ発表がありました。

コパノキッキング×レース後コメント

レース後の関係者コメントには、馬の特徴をつかむコメントが盛りだくさん!要チェックです!!

藤森ステークス(1600万下/2018年10月14日京都12レース)1着 

戸崎圭太騎手

「スタートで前をカットされて危なかったですが、リズムを崩さずに行けました。最後の脚は素晴らしかったです。競馬を覚えてくれば、さらに幅が広がりそうです」

オータムリーフステークス(OP/2018年11月25日京都11レース)1着

藤岡康太騎手

「前回、後ろからのレースを経験していましたが、もともとスタートの良い馬なので、今日は行く馬に行かせて好位置でレースをしました。砂を被って反応の鈍いところはありましたが、直線ではしっかりと伸びました。強い勝ち方だったと思います」

カペラステークス(GⅢ/2018年12月9日中山11レース ダート1200m)1着

柴田大知騎手

「馬を落ち着かせることに気を使って乗りました。行けるなら前めの位置を取って、うまく出なかったら仕方ないと腹をくくっていきました。すごい馬です。良い馬に乗せていただいて感謝しています。またチャンスがあったら乗せていただきたいです」

村山明調教師

「びっくりしました。届かないと思いました。外に出すタイミングだけを気にしてくれれば良い脚を使えるからとジョッキーに指示を出していました。今後は根岸ステークスを目標に、その内容を見て距離を延ばすか考えます」

根岸ステークス(GⅢ/2019年1月27日東京11レース ダート1400m)1着 

マーフィー騎手

「いい位置へ楽につけられました。これからが楽しみです。唯一1200mから1400mへの距離延長を懸念していました。早めに先頭へ立たないように気をつけて乗りました。」

村山明調教師

「スタートが良かったです。(スタートが良ければ)無理に下げなくていいですよ、とは言っていました。ちょうどいい位置だったと思っています。初の左回りでしたし、距離を克服してくれました」

コパノキッキング×特徴

デビューは3歳明けての2月と奥手になりました。

デビュー直後の脚質はスピードを活かし、逃げて直線で突き放すという競馬が目立ちましたが、クラスがあがるごとにテンのスピードが速まり、現在の脚質は差し~追い込みに変化しています。

京都コースを筆頭に直線に坂がないコースでは上り3F34秒台中盤、中山など坂があるコースでも34秒台後半の鋭い末脚を発揮します。4歳明け時点では不器用な面があるのか、大外を回し豪快差し切る競馬を得意としています。

距離は1000~1200mを得意としていますが、根岸ステークス(GⅢ)では苦戦していた1400mを克服しました。

デビューが遅かったことからも今後の活躍がますます期待されます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

-レース分析の話

Copyright© 血統とグリーンチャンネルの話 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.