一頭入魂

【アーモンドアイ まとめ】全レース・血統から強さや特徴を分析|一頭入魂

更新日:

歴史的名牝 アーモンドアイ
歴史的名牝 アーモンドアイ
注目馬一頭に魂を込めて特集するこのコーナー!今回は歴史的名牝 のアーモンドアイを取り上げます!!

アーモンドアイ×基本情報

父:ロードカナロア

母:フサイチパンドラ

生年月日:2015年3月10日

調教師:国枝栄 (美浦)

馬主:シルクレーシング

生産者:ノーザンファーム

名前の由来:美人とされる顔の目の形

アーモンドアイ×レース戦歴

2歳新馬/ 圧倒的な人気に応えられず2着に敗れる

2017年8月6日 新潟6レース 芝1400m 馬場状態:良 鞍上:ルメール騎手
結果:1番人気2着

デビュー戦では珍しい17頭立ての多頭数でレースが行われた2歳新馬戦。
アーモンドアイは単勝1.3倍の圧倒的1番人気に推されます。

スタートでは若干出遅れ、中団から後方に位置取りレースを進めるアーモンドアイ。
レース自体は逃げたカタナが短距離戦としては緩やかなペースを作ります。

直線ではアーモンドアイが他馬の間を縫うように上がり、単独2番手まで迫ります。
さらに先頭のニシノウララとの差を詰めますが、2着入線。

圧倒的な1番人気を集めましたが、スローペース、デビュー戦での多頭数での器用さが求められるレース展開に影響を受け、2着に敗れます。
ただ、直線の切れ味は光る新馬戦となりました。

2歳新馬 アーモンドアイ 1番人気2着

2歳未勝利/余裕を見せて2着に3馬身半差の快勝

2017年10月8日 東京2レース 芝1600m 馬場状態:良 鞍上:ルメール騎手
結果:1番人気1着

休養を挟み、2戦目となった2歳未勝利。
今回も単勝1.2倍の圧倒的な人気を集めます。

デビュー戦同様ゲートの出はよくありません。
道中は中団の7番手につけます。

大きなロスなくレースを進め、最終コーナー手前から中団の外目をかけて抜群の手応えで上がっていきます。

直線では余裕をもって仕掛けます。
残り250mでコスモフェリークを持ったまま交わし、先頭に立ちます。

最後は鞍上のルメール騎手が後ろを見る余裕をみせ、2着のコスモフェリークに3馬身半の差をつけ圧勝。

力の差を見せつけました。

2歳未勝利  アーモンドアイ 1番人気1着

日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)/前残りの競馬を豪快に差し切る

2018年1月8日 京都11レース 芝1600m 馬場状態:稍 鞍上:戸崎圭太騎手
結果:1番人気1着

格上挑戦で初重賞レースとなったシンザン記念(GⅢ)。

デビュー戦、2戦目同様にスタートがよくなく、今回は明らかに出遅れてしまいます。
道中は11頭立ての9番手を追走します。

最終の4コーナーで外を回って仕掛けます。
直線では他馬が馬場状態に苦しむ中、この馬だけが目立つ脚色で追い込みをかけます。

直線残り250mで鞍上の戸崎騎手から左鞭を一発入れられると他馬が止まってみえるほどの豪脚をみせます。
最後は残り50mで先行して粘るカシアス、ツヅミモンの2頭をあっさり交わしての勝利。
牡馬相手に強い勝ちっぷりでした。

レース展開は先手を取ったカシアスが緩やかなペースをつくり、結果的に先行したツヅミモン、カシアスが2着、3着に粘る先行馬有利な競馬でした。
その中で後方9番手から豪快に差し切るアーモンドアイの走りはスケール感の大きさを感じさせる印象的なレースとなりました。

日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ) アーモンドアイ 1番人気1着

桜花賞(G1)/衝撃の初GⅠ制覇

2018年4月8日 阪神11レース 芝1600m 馬場状態:良 鞍上:ルメール騎手
結果:2番人気1着

シンザン記念(GⅢ)から直行での出走で、実に3か月ぶりの実戦となり話題を集めた桜花賞(GⅠ)
鞍上はデビュー戦、2戦目と手綱を握ったルメール騎手に戻ります。

このレースでは、デビューから無敗の4連勝で臨んできたラッキーライラックに1番人気を譲ります。
戦前の予想も、臨戦過程からラッキーライラック有利とする意見が多数でした。

レースでは過去3戦同様にスタートでやや後手を踏み後方2番手で控えます。

直線に入口においても後方2番手。
「さすがに厳しい」と誰もが感じるレース展開でしたが、最後の直線で外に出し、シンザン記念同様再び豪脚をみせます。

残り100mで先頭で必死に粘るラッキーライラックをムチを入れることなく一気に差し切り、GI初制覇を飾ります。

衝撃的なレース内容から、3冠牝馬、歴史的名牝への期待が高まる一戦となりました。

桜花賞(GⅠ) アーモンドアイ 2番人気1着

オークス(GⅠ)/3冠牝馬を確実なものとする2冠達成

2018年5月20日 東京11レース 芝2400m 馬場状態:良 鞍上:ルメール騎手
結果:1番人気1着

アーモンドアイの5戦目は牝馬二冠を懸けてオークス(GⅠ)に臨みます。
予想の段階では父が短距離で活躍したロードカナロアのため、2400ⅿという距離不安を懸念する競馬評論家のコメントが目立ちます。

それでも、当日の人気は単勝1.7倍の圧倒的1番人気に推されます。

レースではデビュー後初となる好スタートを決めます。
その後桜花賞と比べ、前目の位置の6番手につけます。
道中は終始折り合いをみせ、距離不安を払拭するほどの手応えを感じさせるアーモンドアイ。

直線に入り、手応え通りの脚を伸ばし、残り200mで先頭に立ちます。
2着リリーノーブルに2馬身差つけて快勝。

2012年に達成したジェンティルドンナ以来、6年ぶり史上14頭目となる春の牝馬二冠を達成します。
勝ち時計も2分23秒8と非常に優秀なタイムを示しました。

オークス(GⅠ) アーモンドアイ 1番人気1着

秋華賞(GⅠ)/異例ローテーションで3冠牝馬達成

2018年10月14日 京都11レース 芝2000m 馬場状態:良 鞍上:ルメール騎手
結果:1番人気1着

10月14日、アーモンドアイは史上5頭目の牝馬三冠を懸けて秋華賞(GI)に臨みます。

桜花賞(GI)同様、トライアルレースには出走せず、オークス(GI)から直行する異例のローテーションが不安視されます。

スタートは、若干の出遅れをみせるアーモンドアイ。
その後、馬群の中団につけると、最終コーナーから外を通り進出を開始します。

最後の直線に入り、逃げ粘るミッキーチャームとの差は約8馬身。
「大丈夫か」と多くの競馬ファンの心中に不安がよぎるなか、アーモンドアイは鋭い末脚を発揮します。

結果的に逃げ粘るミッキーチャームを並ぶ間もなく交わし、2着に1馬身半差つけ完勝。
勝ちタイムは1分58秒5、上がり3ハロンはメンバー最速の33秒6で時計も優秀。

アーモンドアイは、ジェンティルドンナ以来6年ぶりとなる史上5頭目の牝馬三冠を達成します。

秋華賞(GⅠ) アーモンドアイ 1番人気1着

ジャパンカップ(GⅠ)/歴史的名牝の誕生

2018年11月25日 東京11レース 芝2400m 馬場状態:良 鞍上:ルメール騎手
結果:1番人気1着

牝馬3冠を達成したアーモンドアイは歴戦の強者が待ちうけるジャパンカップ(GⅠ)へと向かいます。
大阪杯勝ち馬スワーヴリチャードや前年のジャパンカップの覇者シュヴァルグラン、菊花賞馬キセキなどの豪華メンバーが集いました。

そのなかでも、アーモンドアイは単勝人気1.4倍の圧倒的人気を集めます。

苦手なスタートで5分の出を決めたアーモンドアイ。
最内の1番枠を意識してか、先行します。
その後、キセキを見据え好位を進み、2番手に位置します。

道中はきっちりと折り合い、直線へ。
先頭のキセキに並ぶタイミングを窺いながらスパート。
粘るキセキを残り200mで交わし、最終的に2着馬キセキに1馬身3/4差をつけて勝利。

逃げたキセキが作った中盤のペースを落とさない11秒台のラップが続いた影響もあり、勝ち時計は2分20秒6の世界レコード。
2012年のジェンティルドンナ以来2頭目となる3歳牝馬でのジャパンカップ制覇を果たします。

歴戦の牡馬相手のレース内容、勝ち時計など、このレースでの勝利を通じてアーモンドアイは歴史的名牝へとかけ上がります。
なお、2018年は5戦無敗で3冠牝馬達成・ジャパンカップ制覇の実績が評価され、JRA賞年度代表馬、最優秀3歳牝馬共に満票で選出されます。

ジャパンカップ(GⅠ) アーモンドアイ 1番人気1着

-----------------------------------
【PR:31日間の無料トライアル実施中のU-NEXT】
無料体験加入で600円分のポイントがもらえます。
※無料体験中の解約は可能ですが、2か月目以降は料金が発生しますのでご注意下さい。

最新コミックも600円分無料で読める<U-NEXT>

-----------------------------------

アーモンドアイ×レース後コメント

レース後の関係者コメントには、馬の特徴をつかむコメントが盛りだくさん!要チェックです!!

シンザン記念 (GⅢ)|1番人気1着

戸崎圭太騎手

「追い切りからいい馬と思っていました。道中の手応えは十分。ゲートで後ろからになってしまいましたが、この馬の脚は分かっていたので信じて乗りました。直線はいい伸びを見せてくれました。馬場の良くない中でこれだけの脚を使えますから、強い馬です。これから楽しみです」

オークス(GⅠ)|1番人気1着

ルメール騎手

「勝つ自信がありました。完璧なレースでしたね。今日はテンションが高かったので、スタートして良いポジションを取りました。それからはリラックスして走って、直線に向いてから加速してくれました。2400mも問題なかったです。秋は3冠がかかりますが、2000mでも大丈夫そうです。海外遠征の可能性については、ポテンシャルが高く、特別な馬なので海外でもいけると思います。(お誕生日おめでとうございます、と言われて、メルシーと嬉しそうでした)」

国枝栄調教師

「最初にあの位置取りを見た時にはビックリしましたし、心配にもなりましたが、すぐに安心しました。レースは落ち着いて安心して見ていられましたが、とにかくホッとしました。この後は、秋に秋華賞で3冠を目指します。調教を積む中でこれはモノが違うと思いました。いい形でここまで来ていますから、この後も順調にいけるよう、やっていきたいと思います」

秋華賞(GⅠ)|1番人気1着

ルメール騎手

「素晴らしい馬です。三冠を獲れて信じられない気持ちです。馬場入りからずっと心配していました。彼女のテンションが高く、ゲートの中でチャカチャカしていて、スタートはあまり良くありませんでした。3~4コーナーで前が進んで行かなかったので、大外から行かないといけませんでした。それから良い気持ちで、素晴らしい脚で頑張ってくれました。ファンタスティックホースです。三冠は初めてなので、凄くうれしいです。いつも馬にとってGIはメインターゲットなので、1年間をトップコンディションでキープするのは難しいことです。国枝調教師を祝いたいですし、感謝したいです。もう少し上のレベルにいけるかは分かりませんが、日本で一番強い馬だと思います。今後も楽しみです」

ジャパンカップ(GⅠ)|1番人気1着

ルメール騎手

「素晴らしい馬です。速いペースでしたが、彼女は流れに乗っていました。リラックスしていました。直線はよく伸びました。キセキは強い馬で止まりません。彼の後ろで我慢しました。残り300mで競りかけました。ゴールまでよく戦ってくれました」

アーモンドアイ×特徴

過去、オークス(GⅠ)、ジャパンカップ(GⅠ) においてはスタートは5分の出を見せていますが、決してスタートがよい馬ではないです。
出遅れも多いため、スタートについてはアーモンドアイの課題といえるでしょう。

折り合いについては大人で問題はありません。

脚質は基本は差し・追込みで直線では他馬が止まって見えるほどの豪脚を発揮します。
スタートが決まった際に先行した場合でも、鋭い末脚を発揮します。

ロードカナロア産駒の特徴の冷静で落ち着いた気性が功を奏し、いずれのレースでも強烈な能力を発揮して好成績をあげる馬です。

アーモンドアイ×血統背景

父:ロードカナロア

2012年と2013年にJRA賞最優秀短距離馬に、2013年に年度代表馬、2018年に顕彰馬に選ばれた名馬。
現役時代は19戦13勝でGⅠ5勝。日本馬にとって大きな壁となっていた香港スプリント(GⅠ)を連覇したことは記憶に新しいところ。

全19戦全てが3着以内という堅実な走りをみせたのも特徴的。

引退後種牡馬入りし、初年度となる2014年度の種付け実績は250頭にもおよび、ディープインパクトの255頭に次ぐ2位の実績となります。

初年度産駒は仕上がりが早い馬が多く、その結果、ファーストシーズンリーディングサイアーを獲得します。

産駒の特徴としては芝1600mを非常に得意としており、1200~1600mで好成績をあげています。
ダートも成績自体は悪くありません。

距離適正は1800m以上になると成績が落ちますが、 産駒のアーモンドアイ(母:フサイチパンドラ)に代表されるように、父キングカメハメハ同様、母系の良さを引き出す力があり、母系次第で距離適性の幅が広がる傾向にあります。

母:フサイチパンドラ

現役時代は21戦4勝、2006年のエリザベス女王杯でGⅠ制覇を果たしています。

繁殖牝馬後の産駒成績は現役時代の活躍に反して、アーモンドアイが産まれるまでは平凡で活躍馬を出していません。

血統は父:サンデーサイレンスに母系血統の3代にノーザンダンサーやバックパサーなど大種牡馬が名を連ねる良血となっています。

母父:サンデーサイレンス

日本競馬を塗り替えた、誰もが知る大種牡馬です。

現役時代はアメリカ三冠レースのケンタッキーダービー(GⅠ)・プリークネスステークス(GⅠ) を制しました。その後もブリーダーズカップを制するなど、一流の競走成績を残しています。

ただ、気性の激しさや血統背景から、米国では種牡馬としてはさほど期待されませんでした。
そのような中で社台の相馬眼により、日本に輸入されサンデーサイレンスは名種牡馬の道を歩みます。

産駒の特徴は現役時代と変わらない激しい気性と強靭な肉体、そして優れたスピードと瞬発力を備えた馬が多いです。
また日本の馬場への高い適性が特徴的です。

代表産駒はディープインパクト、サイレンススズカ、スペシャルウィーク、ステイゴールド、ハーツクライなどあげればキリがありません。
その血はまさしく日本近代競馬を変えた血と言っても過言ではありません。

最近ではブルードメアサイアーとしての活躍もみせています。

血統考察

父のロードカナロアから優れたスピードを引き継いでいます。
母父がサンデーサイレンスであることから気性面に不安を覚えますが、その点をロードカナロア産駒の特徴である大人な気性がうまく補っています。

距離適性はロードカナロア×フサイチパンドラであることから、1600m~2000mがベストでしょう。
芝2400mのオークス(GⅠ)やジャパンカップ(GⅠ)を勝利したのは、フサイチパンドラの持つスタミナをロードカナロアがうまく引き出した印象を受けます。

脚質は差し・追込みが基本で、スタートの問題が解消されれば先行もできる自在性があります。

馬場適正については、血統全体に米国型の血が多く入っているため、稍重、重あたりまでは苦にしないと考えています。

父:ロードカナロアが古馬になって本格化したこと加味すると、決して早熟とはいえません。
アーモンドアイが古馬になり、今後さらなる成長が期待できる血統といえるでしょう。

その他の“一頭入魂”の記事はコチラをクリック!

以上“アーモンドアイ まとめ!全レース・血統から強さや特徴を分析|一頭入魂”でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

-----------------------------------

本ページの情報は2019年2月時点のものです。
PRで取り上げたU-NEXTについての最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
-----------------------------------

-一頭入魂

Copyright© 血統とグリーンチャンネルの話 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.